脊柱管狭窄症・すべり症

大阪府 60代女性 販売業  初診:2011527

 

20113月~左腰・臀部に激痛、左膝ウラの痛みがおこる。
整形外科でのレントゲン・MRI診断は
「腰椎の3・4・5番がつまっている」
「脊柱管狭窄症」「すべり症」といわれる。(これは他病院での見解です)
他病院の医者からは
「体重を減らすこと。筋力をつけること。固めのコルセットを日常生活で着用すること。痛みがきつければ注射をして、それでもつらいなら手術を考える」
といわれる。
「この痛みと一生つきあっていけないのか・・」という絶望感が強かった。
何とか手術は避けたい・少しでも日常生活を楽にしたいということで来院。

<初診時の症状>
普段から腰に重い感じがある。常に左臀部に痛みがある。
何かの拍子(左足を外側に向けるような動きに多い)で左腰~左臀部にものすごい激痛が走りしばらく動けなくなる。じっと休んでいるとなんとか収まってくる。
歩いていて曲がるときは大きく孤を描いて歩かないと股関節をひねる動きで激痛がくる。股関節の前後の動きはほぼ大丈夫だがひねる動き(股関節、腰)で痛みを生じる。
夜の寝返り時も痛みで目が覚める。
右側臥位でねると楽。起きるとき前屈で痛みでるので左回りで起きている。足を上げて下ろすときに痛み。
左内転筋~臀部がよくつる。
以前から不眠症状があり(人間関係トラブル以降)安定剤を飲んでいる。
一見明るくおしゃべりだが心配性。気になりだすとあれこれと不安要素を考えてしまう。

<施術の流れ>
こちらの見立てを説明して、
「少しずつ時間をかけて回復していく症状なので、中期的な変化を目安に回復をめざしていきましょう」とのべる。
診断を下した医者とは別の医者にも相談したらしく
「強い牽引はかえっていためるのでやさしい牽引や手技をしてくれるところでやってもらいなさい」といわれたのでPSTをすんなり受け入れたらしい。(このお医者さんはご自身も同症状になやんでいて、色々治療を受けて強い牽引でかえって痛めた経験を話して下されたそうです。)
緊張は腰背部、左臀部~大腿内・ウラ、股関節付近に強い。
骨盤周り、股関節、腰背部の緊張をとりつつ椎間板の回復をめざす。
左膝周りも合わせてとる。当初は週2~3回、途中からは週1~2回のペースで施術。

<経過>
初めの頃(5/276/3)は、施術中でも股関節の屈曲動作や外にひらく動きなどでたまに痛みが出る。
施術前の待合でも窓の下をのぞこうとした動作で激痛が走り動けなくなることも。
夜中に左大腿ウラのこむら返りがおこったことも。
施術重ねていくにつれて一日の激痛の頻度が減ってきた。
痛みのエリアも臀部付近は消えて腰椎周辺(左寄り)にのみ現れるようになる。
左膝の痛みは1回目以降消失した。

 

6/1017時点で夜寝ていても痛みを感じなくなる。
大きい激痛が一日一回あるかないかになる。
小さい痛みは数回あるがつらいものではない。
この時点で、ベッドの寝返り(伏臥~仰臥位)が無意識にベッド上でおこなえるようになっていた。(以前が一旦ベッドから降りなければ痛みがでていた。)

 

6/20時点以降で大きな激痛が全くおきなくなる。
小さな痛みも針でチクッと刺される程度の感覚(23回/日、腰椎周辺)になる。すわっていて立ち上がるときに股関節が外に向くとたまにくるがすぐ収まる。
たまに夜に左内転筋・大腿ウラがつりそうになるがつるまではいかない。

 

7月7日以降は、週1回ペースでおこなう。
一日23回のわずかな針のチクッとした一瞬の感覚が立ち上がり動作時などでおこるのみ。じっとしてからの股関節の外側への動きで起こりやすい。(必ず起こるわけではない)
怖さはあるが日常の動きには一定の安心はできるようになった。でも不安。
 

2ヶ月近くの施術で、当初悩まされていた日常での激痛がなくなり、小さな針でさすような痛みが一日2~3回おこるくらいのところまできました。

 

2011年10月時点で10日~2週間に1回位のペース

大変順調で普段は腰の痛みはなく、ごくごくたまに左臀部付近に一瞬ピッと小さな痛みが走りスグ消えることがあるらしいです。(急な動きをするときなど)

無理をすると腰がだるくなることはありますが痛みという痛みは出ていないとのこと。

 

 

2011年11月18日は、約1ヶ月ぶりの施術でした。

痛みはほとんど日常ではなく、ごくたまに座っていて立つときに 、左足に力を入れた際一瞬左臀部付近にピッと小さな感覚がありすぐ消えるとのこと。

車にベルトなしで1時間のってみると翌日少しいつもよりだるさがあったがそれもすぐおさまったとのこと。(今までは痛みが出るわけではないが本人が怖いので念のためベルトを腰に巻いていたとのこと。)

階段の下りも以前は一段一段慎重に降りていたが、今はタッタッタとスムーズにいけるとのこと。

 

以降、経過は順調で日常生活に問題はほとんどない状態まで回復。

 

<解説>

病院の診断は脊柱管狭窄症・すべり症ということだったが、
椎間板と股関節という見方で施術をおこないました。(とくに股関節・臀部・腰背部の緊張)

 

現在、痛み止めなどの薬などはつかっていません。

はじめは患者さんもだめでもともとの気持ちで施術を受けられている様子だったので(でも心の奥ではなんとか良くなりたいと藁にもすがる気持ちで)ご自身でも回復が感じられるようになり気持ちも明るくなってきました。

 

同じ症状名で来られても人によっての回復力は違うし、重症度も様々です。

身体は正しいきっかけがあれば回復へと動き出します。生きている限り回復しようとします。それを阻害している要素をのぞいていきあとは回復力を信じること。

みなさん、あきらめないで希望をもってください。