手術のリスク

 

「手術でガンを切れば治る」

「日本の医学は世界最高レベルだ」

 

という人、医療従事者は多いが、手術後に再発・転移に陥る人が大勢いるのはなぜか?

 

それは、根本原因である体内浄化環境に目を向けておらず、枝葉であるガン細胞を取り除くことばかりに躍起になっているからだ。

 

仮に、

 

「腸がガンで塞がれてしまっては危険だから」

 

と、いう理由でガンをオペで取り除いたとする。

 

なるほど、確かに腸が塞がれては危険だ。それ故、オペでガンを取り除く事は一見治療法として正しいように見える。

 

後ほど、これについての見解を述べていくが、ここでは西洋医学の有効分野である救急的処置の範疇に入るとして話を進めてみる。

 

オペによってガン細胞の切除は無事に終わり、とりあえず患者は一安心・・・。西洋医学様々だと思うことだろう。

 

しかし、ほとんどのケースで、

 

「ガンとは体内浄化環境の乱れが影響している」

 

ことを見落としており、ガンは取りさえすれば、消しさえすれば治るということを信じてやまない視点が存在する。

 

そしてこの視点こそが、

 

「病が治った」

「問題は解決した」

 

と、思わせてしまうのだ。

 

術後、再発や転移をしてしまうケースが多い事は、その辺りに理由が隠れている。

 

手術とはすなわち毒を固めるフィルターを取ってしまう事にあたるが、フィルターを取っても肝心の「血の汚れ」がそのまま残っているのだから、体がまた別のフィルターを作ろうとするのは当然であろう。

 

これが再発や転移と呼ばれる現象である。

 

ガンを取り除いても、根本原因は解決していない事が分かっていただけただろうか。

 

世の中には、ガンの手術によって命を取り留めたという人もいるだろう。

 

毒素を固めたフィルターであるガン細胞を取り除いたのだから、ある意味で体内の毒素の多くが外へ排出されたともいえる。

 

しかし、体内環境がこの後も乱れてしまえば、再びこの人の身体は何らかの形で老廃物の浄化を図らねばならなくなる。

 

というより、ほとんどの場合「血の汚れ」は依然そのままだから、手術を終えた時点で根本原因はそのまま残っている状態といえる。

 

炎症という形で老廃物を菌やウィルスの力を借りて燃やそうとするか、皮膚症状という形で皮膚から老廃物を出そうとするか、咳という形で気管から出そうとするか、出血という形で出そうとするか。

 

ただ私が仮説的に思うに、何かしらの形で体内浄化を行った体には、以前処理したときの記憶・ルートのようなものが存在し、同じ方法で浄化をしようとする傾向があるように思う。

 

例えば、いつも調子が悪いと喉が腫れる人は、体がそれをルートとして覚えているのだろうし、あるいは首から胸に筋緊張が強いため老廃物が滞りやすく炎症がそこで起こりやすいとも考えられる。

 

故に、以前ガンのフィルターを作った人は、再び同じか別の場所にフィルターを作る可能性が高いと想像できる。

 

ガンの手術を経て、

「命拾いしたのだから、これからは健康に気をつけよう」

と、食事や運動、生活スタイルを変えていくのなら、この人の体内環境は浄化され、ガンを再発しにくい体となるだろう。

 

そうなれば、この人にとって手術をした事は良いきっかけになったと言えなくもない。

 

「胃を取ったから過剰な飲食は無理だ」

「いっぱい食べ過ぎると腸閉塞になってしまう」

と、気を付ける人もいるかもしれない。

 

ただ、多くの場合、医療従事者からも、そうした注意は厳密な形で言われることは少ないだろう。(せいぜい言われたとしても「こうした方がいい」程度ではなかろうか。)

 

実際は、体内環境の在り方を見直す事こそ最重要事項のはずだが、元々そうした視点を持っていない医療従事者と患者が重要視する可能性は極めて低いはずだ。

そのため、手術してからしばらく後、あるいは数年経って、なにかしらの検査で「異常が見つかった」などという事になってしまうのだ。

 

私はよく「火事と警報ベル」の関係を例えに出すが、ベルを消す事ばかりに夢中になり、肝心の火を消すことをしない場面は、医療業界において多々見られる光景なのだ。

 

 

手術自体のリスクについても、小澤博樹医師は次のように述べられている。

 

「人体を切り開き、内臓器を空気にさらすことですから、必然的に体を酸化させる。また、手術には酸化力の強い麻酔剤の投与が不可欠。さらに、手術後、これまた酸化力の強い抗がん剤の投与や放射線の照射がされ、その結果、人体はよりいっそう酸化し、いっそう発ガンしやすい状況を体内に作り出す」

 

「毒物とは酸化物質であり、これによる人体酸化こそが人体を発ガンさせる張本人なのです」(『病院で殺される』 船瀬俊介著 三五館)

 

 

安保徹医師もまた、オペが免疫を抑制することに言及されている。

 

「手術という、身体にとっては衝撃的な組織破壊によって体中の免疫の働きが抑制されます。つまり、全身的な免疫抑制を起こすのです。ほかの二つの療法は、さらにもっと強い免疫抑制を起こします」(『免疫革命』 安保徹著 講談社インターナショナル)

 

 

猛毒である抗がん剤や放射線と比べれば、オペは毒性が「比較的」少なく、免疫力低下も起こしにくいと考えられやすいため、やむなく緊急的処置が必要な場合のオペは致し方ないと判断されるかもしれない。

 

ただ、ガンの治癒に必要な免疫力が阻害されるなど、リスクは確実に存在し、実際オペをした事が原因で死亡するケースもあるため、あくまで慎重な姿勢が必要だ。

 

何より、オペをしても、体内浄化環境の乱れを正さなければ、完治したことにはならない。

 

 

鶴見隆史医師は、オペのリスクとデメリットについて次の項目を挙げておられる。

 

「手術ミスの危険が付きまとう。最悪の場合、手術で死亡する」

「手術そのものが成功しても、後遺症が残るケースが非常に多い」

「切り取った臓器はなくなり、体の機能が一部失われるか、少なくとも減退する」

「手術を受ける精神的なストレスから、免疫力が低下する」

「切ったところに大量の活性酸素が発生し、全身の組織を攻撃する」

「見えない残存ガンやガン細胞が残り、かえって暴れ出すことが多い」

「メスを入れることでガン組織を壊し、ガン細胞を流出させる可能性も低くない」

 

さらに、鶴見医師は、手術後にガンが増悪する科学的根拠について、

 

「体に大きな傷をつけると、それを修復するために細胞の増殖が促されるのです。当然、ガン細胞もその刺激を受けます。さらに、手術自体の酸化ストレスも、ガン細胞の発生や増殖を促進します」

 

「手術をした後、体内にガン細胞や見えない小さな病巣が残っていると、それが急激に成長します」

 

と、説明され、オペは危険な治療法であり、様々なデメリットがあるオペをするよりは、もっと自然にかなった方法で、ガンを退縮させる方が良いと述べられている。(『患者と家族のための がんが消える補完代替医療』 鶴見隆史著 幻冬舎)

 

 

さらに、ガンでもないのにオペをされてしまうケースも多々ある。

 

近藤誠医師は次のように述べる。

 

「大腸や乳房では、ガンと良性の区別が難しい病変が多く、診断能力の劣る病理医もいる。そのため日本では乳ガンとして乳房を切除されている人の10%は、良性なのに乳房を切られているという推定がある」(『ガンで死んだら110番 愛する人は”殺された”』 船瀬俊介著 五月書房)

 

私個人としては、誤診による切除の数は、この推定数値よりもっと多いのではないかとすら思っている。

 

 

故に、よほど緊急的処置が必要なケースを除けば、オペを受けるという選択は極力しない方がいいのだ。

 

 

仮にオペでガンを切除したとしても、その後の日常において体内浄化環境を良くしていけば、あるいは再発を防げるかもしれない。

 

だが、多くの場合、そうした事を考慮したうえでオペを選択しないだろう。

 

患者も医者も、

「ガンを取り除けば治る」

と、信じてやまないのだから、ガンを切り取っても体内浄化環境が改善されることは少ない。

 

そうなれば、小澤医師が指摘するように、オペをすることで発ガンしやすい状況をさらに上積みしてしまい、体内浄化環境はますます悪くなるだろう。

 

結果、しばらく後に、再発・転移を起こし、三大療法のループ、あるいは終末医療へと続いていってしまう可能性は高くなる。